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2020年1月 日本カトリック医師会 東京支部 公開講座のお知らせ2019年08月06日

【2020年1月 日本カトリック医師会 東京支部 公開講座】

竹内 修一氏 講演会 「仁の心とその姿」

■日時: 2020 年 1 月 19 日(日) 16:00-17:00

■場所: 岐部ホール404号室
(千代田区麹町6丁目5-1  聖イグナチオ教会内)

■講演要旨
孔子は、徳の大切さについて語った。特に、仁義礼智が指摘されるが、その中でも、とりわけ、「仁」の重要性について言及する。しかし、彼は、仁とは何か、すなわちその定義について明確には語っていない。むしろ、彼は、仁によって人間はどのような人間になるか、について語る。
この仁を、曾子は、「忠恕」と言い換える。忠恕はまごころの意とされるが、さらに詳しくみるならば、 「忠」とは、自分に対する誠実さであり、「恕」とは、他人に対する誠実さである。あるいは、「忠」とは自身のまごころであり、「恕」とはそのまごころから出る他人への思いやりと考えることもできる。
ケアリングは、人間の存在様式である(シモーヌ・ローチ)。すなわち、ケアリングは、人間の本質そのものに深く刻み込まれている。誰かが、何らかの悲しみ・苦しみの中にあるとき、それを放ってはおけない憐れみの心・共感の心こそ、ケアリングの本質にほかならない。

■参加費: 1,000 円

■参加申込:事前申込みが必要です。 (締切:2019年12月27日)

  • 公開講座終了後、講師を交えて懇親会(4,000 円)を行います(要申込)
  • 主 催: 日本カトリック医師会 東京支部
  •  申込み&問い合わせ
    …日本カトリック医師会東京支部事務局電話(下記画像かPDFに記載の申込先電話番号へおかけください) またはメール:  カトリック東京支部事務局

■講師プロフィール

竹内 修一
上智大学 神学部神学科教授、カトリック司祭(イエズス会)
研究テーマ:倫理神学(基礎倫理、いのちの倫理、性の倫理)
略歴:上智大学文学部哲学科卒、上智大学哲学研究科修了(哲学修士)、上智大学神学部神学科卒、Weston Jesuit School of Theology (STL) 修了(神学修士)
1996年司祭叙階(イエズス会)
2002年Jesuit School of Theology at Berkeley (STD) 修了(神学博士)
2002年から上智大学神学部に奉職、2011年から上智大学キリスト教文化研究所所長

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202001公開講座チラシ_竹内修一神父